マエケンマネーの地元還元は画期的な策――地域密着型球団に求められる「社会的責任」【経営学から見たプロ野球】
大半は球場の補修や補強に充てられるが 今年、広島東洋カープのエース、前田健太がロサンゼルス・ドジャースへ移籍する。この移籍ではポスティングシステムが適用され、譲渡金2000万ドルを球団が受け取る予定だ。 2000万ドルの行方は果たして――1月8日に松田元オーナーは「地域へ還元する」と地元メディアの取材に答えている。...
View Article未完のエース候補、DeNA・飯塚。昨年二軍登板5試合も2年目「先発ローテ候補の一人」へ
ラミレス監督も一軍での起用を想定 時期尚早かもしれない。 だが、彼の力のあるストレートとキレのある変化球、そして19歳という若さ。伸び代たっぷりの可能性を秘めていると思うと期待せずにはいられない。...
View Articleオリックスが春季キャンプのメンバーを発表! ルーキーの2人が一軍メンバー入り
ドラ3・大城とドラ7・鈴木は一軍 オリックス・バファローズは1月27日、2月1日から宮崎市清武総合運動公園(SOKKENスタジアム・清武第2野球場)で行う春季キャンプのメンバーを発表した。 ルーキーの大城滉二(ドラフト3位・立教大学)、鈴木昂平(ドラフト7位・三菱重工名古屋)は、一軍スタートとなった。今季から支配下登録の佐藤峻一も、一軍スタートとなった。 【2016...
View Article素材は菊池涼介以上!? ドラフト1位候補、中京学院大・吉川尚輝が見据える未来
衝撃を受けた代表合宿 「高校卒業時はプロに行っても通用しないと思っていましたし、大学1、2年生の頃は高校を出たばかりで、あまりこう“野球、野球”という意識はありませんでした」 そう語るのは、中京学院大学4年の吉川尚輝だ。高校時代から定評のあった守備や俊足(現在、50m5秒7)に加え、2年春には首位打者を獲得するなどし、徐々に注目を集めるようになる。...
View Article【アメリカの眼】岩隈、青木の勝利貢献度は? セイバー系指標でマリナーズ日本人選手の活躍予測を発表
マリナーズは84勝で地区2位と予想 この時期、アメリカのメディアでは”Projection”が花盛りとなる。Projectionとは予測という意味だ。あるチームが今季は何勝するか、ある選手は今年どのくらいの成績を残すか、などの予測数値をセイバー系各シンクタンクが公表する。 それは感覚的な主観論ではなく、過去のデータの蓄積を駆使した統計学的算出によるものだ。...
View Article鬼屋敷正人・公文克彦の台頭なるか。原巨人からの脱却のカギを握る若手選手【死亡遊戯コラム】
阿部のバックアップメンバーは? 11年ぶりに原辰徳のいない巨人キャンプが始まろうとしている。 由伸監督1年目の最大のテーマは「阿部・山口システム」からの脱却だろう。 原巨人を支え続けた最強の打てるキャッチャー阿部慎之助と史上最高のセットアッパー山口鉄也。 そんな彼らも勤続疲労が顕著で故障や不調に苦しんだ昨シーズン。 阿部は3月で37歳になり、山口も今季33歳。...
View Article「ドミニカ選手にとってアメリカに次ぐ選択肢」中日エルナンデスが語る日本球界
家族とともに日本を気に入っている ドミニカ球界一の名門ティグレス・デル・リセイの一員としてドミニカ共和国ウインターリーグでプレーしている中日のアンダーソン・エルナンデス(33歳)。長年リセイ一筋でプレーし続けている彼は、同チームの数々の記録において上位に名を連ねているチームの顔ともいえる存在だ。...
View Article【PR】なぜこれほどベイスターズは弱いのか?――2010年に知った異常事態<村瀬秀信氏インタビュー#1>
書籍誕生のきっかけ なぜ、これほどまでに弱いのか? どうしてこのチームは、38年に一度しか優勝できないのか? 1950年に誕生した大洋ホエールズの時代から現在の横浜DeNAベイスターズにわたり球団を苦しめてきた闇深き謎――この難解なパズルに真正面から立ち向かい、好評を得たノンフィクション『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史』(双葉社刊)がこの1月に文庫化された。...
View ArticleFA権取得も移籍しにくい日本球界。MLB式制度導入の検討を【小宮山悟の眼】
有資格条件を満たしても、行使の宣言が必要な日本 プロ野球12球団が、間もなく2月1日のキャンプインを迎える。各チームとも今季の陣容がほぼ固まったが、2015年のシーズンオフは、例年に比べて特に移籍が少なかった。レギュラークラスの移籍といえば、千葉ロッテから東北楽天へFA移籍した今江敏晃くらいか。あまり、波風の立たない穏やかなオフだったと言っていいだろう。...
View Article自称「12球団一、ヘボいドラ1」? 原樹理は燕を進化させるか【新・燕軍戦記#20】
【写真】東洋大学ではエースとして活躍した原樹里(高木遊) 平均6回超えは小川だけ。「進化」が望まれる先発投手陣 「去年は『つばめ改革』ということで新しいことに取り組んだり、いろんなことにチャレンジしてきました。今年はさらに上を目指して進化していきたいという思いで、『燕進化』ということにしました」...
View Article機動力の立岡?長打力の大田? 巨人、20代正外野手の台頭に期待【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
セはチームの柱となる選手が外野に不在 プロ野球の外野手には大前提として守備力が求められる。守備範囲の広さ、肩の強さなども当然必要だ。しかしチームにとってはそれに加えて、打撃面で貢献してくれる選手ならば、なお重宝される。 昨年のセリーグの外野陣の数字はあまり芳しくなかった。 セ6球団の外野での出場試合数上位5人の打撃成績をまとめた。OPSは、出塁率と長打率の合計。攻撃の総合的な指標。...
View Article復活期す同級生コンビ、新外国人、四番争い……12球団随一、ホークス一軍枠をかけた競争
自主トレも終盤に差し掛かり、選手たちはキャンプインの準備を着々と進めている。2月1日に最高の形で全員が顔を揃えたいものだ。三連覇へ向け、2016年シーズンが動き出す。今季はどんな戦い方を見せてくれるのだろうか。 先発ローテの顔触れはどうなる? 復帰の和田と松坂 5年ぶりにソフトバンクへ復帰した和田毅。...
View Article【MLB】約7.6㎝狭くなれば特に田中は不利? コミッショナー、投高打低解消へストライクゾーン変更に言及
打者有利な状況に転換!? メジャーのストライクゾーンが変わる? 25日にAP通信が配信したニュース。ロブ・マンフレッド・コミッショナーが単独インタビューの中で、ストライクゾーンを狭める議論を進めていると明かしたというものだ。 狙いは投高打低の傾向に歯止めをかけるため。...
View Article【PR】「二度と書けない」1冊。今のベイスターズは新風吹き込むエリート集団と“もののけ”との壮絶な戦い<村瀬秀信氏インタビュー#2>
1960年黄金バッテリーの話から浮かび上がるホエールズの凄み 2013年6月に『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史』の単行本は発売されたが、時は流れ、当時とはベイスターズを取り巻く環境が変ったということで、文庫版では50ページほどの加筆・追記がされている。...
View Article近年同タイプの選手は軒並み苦戦。巨人ギャレットは助っ人になれるか
なかなか“助っ人”になりきれない 今季の新助っ人のうち、おそらく最も高い注目を集めているのが、昨年12月に巨人が獲得したギャレット・ジョーンズだろう。メジャー通算122発という実績、3億を超える年俸だけでも注目される要素としては十分。 その上ギャレットには、昨年チーム史上ワースト級の貧打に終わった巨人打線の救世主、V奪還の切り札として大きな期待がかけられている。...
View Article新人は上原、多和田ら過去最多6人。新垣、又吉、東浜、島袋……2016年活躍を誓う、沖縄出身のプロ野球選手
2人の沖縄出身選手の同時1位指名は初 いよいよ2月からプロ野球の春季キャンプが始まる。 セパ同時開幕となる3月25日に向けて、南国の宮崎や沖縄が、し烈なサバイバル競争の場となる。特に9球団がキャンプを張る沖縄は1カ月間、全国のプロ野球ファンの注目を浴びることになりそうだ。...
View Article福良監督も評価。オリックス若月、目指すは「未来」ではなく「現在」の正捕手【どら増田のオリ熱コラム#66】
指揮官「キャッチャーの能力がある」 「若月は最後まで任せようかなと思える強気のリードだった。バッターの反応とかよく見ているしキャッチャーの能力があるよね。直近の戦力として考えている」 昨年10月1日の西武戦を4対1で勝利した後、福良淳一監督代行(当時)はプロ4試合目の先発で初めて試合終了までマスクをかぶり続けた若月健矢に対して、笑みを浮かべながら、こう称賛した。...
View Article【アメリカの眼】全投球の95%が速球。「速球しか投げない投手」を補強したロッキーズの新たな実験
カギは本拠地 ダイヤモンドバックスとジャイアンツが揃って大物投手を獲得、地区3連覇のドジャースも前田健太やスコット・カズミアーを加えるなどナリーグ西地区の動きが目立っている今オフ。そんな中、今MLBでは大物投手をかき集めている同一地区のライバルを尻目に静かながらも興味深い動きを見せているある球団が注目を集めている。...
View Article栄光はすでに過去。松坂大輔、怪物復活へ――自主トレ公開に見えた『自信』
2016年、背水の陣 今年は何がなんでも猛奮起しなければならないだろう。 ソフトバンク・松坂大輔投手が背水の2016年シーズンに臨む。昨季は一軍での登板がなく、まったく貢献できないまま不本意な国内復帰1年目を終えた。...
View Article監督にとっての春季キャンプ――ペナント制する上で必要な「セカンド・チーム」の構築【横尾弘一の野球のミカタ】
落合監督時代のキャンプの考え方 今年も2月1日、プロ野球12球団の春季キャンプが一斉にスタートする。 選手たちはリーグ優勝から日本一、また自身が満足できる数字を残すことを目指し、まずは開幕に向けてコンディションを整えていく。...
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