上位を狙う西武の新しい試み。プロ球界初、夏場対策の秘密兵器を導入
サッカードイツ代表やメジャーでも導入 交流戦以降の戦いで上位巻き返しを狙う西武にとって、重要になるのは戦力を整えることばかりではない。ポイントの一つが、夏場の西武プリンスドーム対策だ。 7、8月に1度でも訪れたことのある人なら身にしみてわかるだろうが、完全密閉でない西武プリンスドームは冷房で温度調整しない一方、熱がこもりやすく、人工芝からの熱の反射や湿度も手伝いかなりの体感温度に感じられる。...
View Articleソフトバンク今宮健太、最年少で通算200犠打記録。ハイペースで「犠打の神様」に接近中【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
“バントの神様”よりも早い「200犠打」達成 福岡ソフトバンクホークスの今宮健太が200犠打を達成した。NPB史上38人目。現役では7人目。 今宮は、24歳10カ月での達成、これは92年の川相昌弘の27歳9カ月を大幅に抜くスピード記録だ。 歴代犠打数40傑 今宮の上にはたくさんの先輩がいるが、特筆すべきは、今宮の犠打/試合=1試合当たりの犠打数だ。...
View Article【6月3日~5日交流戦第2節展望】セパの首位が直接対決。菅野vs好調日本ハム打線の行方
調子が上がってきた巨人と日本ハムの対決 巨人(セ2位)―日本ハム(パ3位) 東京ドーム 3連勝と勢いに乗る巨人と連日の打線爆発で好調・日本ハムの対決。巨人は初戦先発にエースの菅野を立てて、必勝を期す。2、3戦目は今村、高木を立てていくが、粘り強く投げたい。打線は阿部が入って1つの形ができた。坂本・長野と3人で組むクリーンアップは強力だ。1、2番打者の出塁が高まってくれば、得点力は上がる。...
View Article【MLB】ダルビッシュ、速球が手術前より4キロアップ。一流投手の術後は球速低下傾向も「以前よりも進化」
多くの選手は術後に速球の球速が低下傾向 昨年3月に右ひじ靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、実に658日ぶりにマウンドに帰ってきたダルビッシュ有。 5月28日(日本時間29日)でのパイレーツ戦で、5回3安打7奪三振1四球1失点と好投。大観衆が見守る復帰戦を見事白星で飾った。...
View Article巨人・阿部慎之助の復帰後は無敗。待ち望まれた現場監督の野球への想い【死亡遊戯コラム】
大きすぎる阿部の存在 背番号10がそこにいる風景。 3日、東京ドームで今季初めてファースト守備に就いた阿部慎之助がマウンド上のエース菅野に檄を飛ばす。 一塁からジェスチャーを送り、ピンチにはマウンドへ走る元キャプテン。 まるでその姿は第二の捕手であり、2016年の巨人に足りなかったグラウンド上の「現場監督」そのものだった。 5月31日、交流戦開幕のオリックス戦にて「5番DH」で1軍復帰。...
View Article東大・宮台康平、困難な道に挑戦し続ける男。野球と勉強の両方でトップを目指す姿は後輩の刺激に
高校時代は、MAX135キロ程度 この春、一躍、時の人となった。 宮台康平は最速146キロのストレートを武器に、東京六大学野球春季リーグ戦で2勝。立大戦では、東大の投手として11年ぶりとなる完封勝利を挙げた。まだ体力面に課題は残るが、大学球界を代表する左腕に成長してきている。...
View Articleオリックス、自力V消滅もネバーギブアップ。イチローの言葉を低迷打破の『ヒント』に
なかなか浮上のきっかけがつかめない オリックスに元気がない。現在リーグ5位。借金も2ケタにまで膨らんでいる。仕切り直しで臨んだはずの交流戦は開幕カードで本拠地・京セラドームに巨人を迎え撃ったものの、屈辱の3タテを食らってしまった。前カードの阪神戦2戦目(東京ドーム・5月28日)まで7連敗を喫し、4カード連続負け越し中だった巨人を蘇生させる立役者となってしまった。...
View Article今年のDeNAは違う? コーチの献身と選手たちの気概が生み出す、強力な“ブルペンワーク”
クローザー山﨑が信頼する男 2年目のジンクス――この迷信めいた通説に対し、横浜DeNAベイスターズの守護神である山﨑康晃は思案を巡らせ語る。...
View Article好調DeNA圧倒的な代打成功率の背景に、個性の異なる“三人衆”。若手の成長も好循環
圧倒的な代打成績 3、4月は9勝18敗と負けが込んでいたDeNAが、5月は16勝7敗とV字回復をし、セの優勝戦線に踏みとどまっている。 その原動力は、リーグ1位の防御率を誇る投手陣だが、代打陣の活躍も見逃せない。 セリーグ6球団の代打成績 DeNA 111打数37安打3本塁打17打点 打率.333 中日 96打数24安打0本塁打14打点 打率.250 ヤクルト...
View Article【MLB】ヤンキース田中将大が、オールスター出場に近い日本人選手? ポイントは6月の勝利数
得点力に欠けるヤンキース野手陣の選出は可能性低 消去法により、今季の日本人メジャーリーガーでオールスター出場に最も近い位置にいるのはヤンキース・田中将大のようだ。今季のオールスターは7月12日に、パドレスの本拠地ペトコ・パークで開催される。メジャーでは各球団、最低でも1人は選出されるのが約束事。借金生活が続くヤンキースに田中の対抗馬が見当たらない状態なのだ。...
View Article全日本大学選手権開幕。目玉不在とは言わせない!主役の座を狙う全国の好投手たち
【写真】桐蔭横浜大の右腕・斉藤友貴哉はドラフト候補の一人だ。 チームを背負う4年生の好投手たち 6月6日に開幕する全日本大学野球選手権。創価大・田中正義の負傷離脱&V逸などで「目玉不在」「目玉は野手の吉川尚輝(中京学院大)くらい……」、そんな声も度々聞くが、発想を変えればこの舞台で彼ら以上の知名度を獲得するチャンスに恵まれた大会ともいえる。...
View Article菊池雄星VS筒香嘉智「ストレート待ちにストレート」。〝平成の新名勝負〟はじまりの予感【中島大輔~この1球をクローズアップ】
第1打席からフルスロットルの激突 ど真ん中に来た147kmのストレートに押されて後方へのファウルにした直後、DeNAの筒香嘉智は打席で思わず叫び声を上げた。 一方、渾身のボールが甘いコースに行った西武・菊池雄星は、思い切り腕を振った左腕に好感触が残った。...
View Article大谷翔平、NPB最速の163km/hを記録。メジャーでは171km/hも
NPB最速記録を「163km/h」に 6月5日の巨人戦で先発した日本ハムの大谷翔平は4回1死、クルーズへの4球目に163km/hの直球を投げ込んだ。163km/hは、大谷自身とマーク・クルーンが記録した162km/hを上回るNPB最速記録だ。 NPBの公式戦で160km/h以上の球を投げたのは以下の顔ぶれだ(はじめて記録した試合) ■163km/h 大谷翔平(日本ハム)21歳2016年6月5日...
View Article【MLB】イチロー、残り105試合で3000本まで31本。3000本目はどんな一打に?
57試合を終えて残り31本 このペースなら、イチローは今シーズン中に3000安打クラブの仲間入りをする。今シーズンの安打は、マーリンズが57試合を終えた6月5日の時点で31本。史上30人目の3000安打までの残り本数は、開幕時の65本から34本に減り、マーリンズはあと105試合を残している。 イチローが放つ3000本目の安打は、どんな一打になるのだろうか。...
View Article【MLB】イチローとコロン、1973年生まれで投打の最年長。対照的な2人のレジェンドが抱く互いへの敬意
鉛筆のように細いイチロー。外見以上に素早いコロン 6月4日のマーリンズ対メッツ戦は、メッツのバートロ・コロンが先発したため、投手、野手としてそれぞれ球界最高齢の2人、コロンとイチローの一騎打ちの可能性があったゲームだった。『ウォールストリート・ジャーナル』は、外見もプレースタイルも異なる2人のレジェンドの、野球への取り組み姿勢や互いへの敬意を興味深く伝えている。...
View Articleロッテ・石川歩、防御率1点台の要因は左打者の被打率と残塁率。外に沈むシンカーが生命線
左打者に対しての被打率は.176 規定投球回には足りていないものの、現在パリーグの防御率トップに値する選手が、ロッテの石川歩だ。2013年ドラフト1位でロッテに入団し、14年パリーグ新人王に輝いたプロ3年目の右腕だ。石川のプロ1年目からこれまでの成績は以下の通りとなっている。 2014年 25試合 10勝8敗 防御率3.43 2015年 27試合 12勝12敗 防御率3.27 2016年 8試合...
View Article【6月7日~9日交流戦第3節展望】西武・菊池、高橋光VS巨人打線。好調・DeNAはパ首位のソフトバンクに挑む
パ首位のホークスは山田が今季初先発 ソフトバンク(パ1位)―DeNA(セ3位) ヤフオクドーム...
View ArticleDeNA石田、2年目の飛躍。野球人生で交差する日本ハム・有原の存在
大学で抜かしてやろう DeNAの2年目左腕・石田健大が5月度の投手部門の月間MVPを獲得した。4試合に先発し、4勝0敗 防御率0.33は文句のつけようのない立派な数字と言えるだろう。 彼の野球人生を振り返ると、忘れられない存在がいる。 今季、石田と同じ5勝を挙げている日本ハムの有原航平だ。同じ広島県出身の有原と石田。2人の人生は驚くほど交差している。...
View Article【7日の登録・抹消情報】ソフトバンク・山田が2年ぶりに一軍で先発
山田は3年ぶりの白星なるか 福岡ソフトバンクホークスは7日、山田大樹を一軍登録した。 本日(7日)に先発する予定の山田は、2014年5月16日以来約2年ぶりに一軍のマウンドにあがる。 果たして、3年ぶりの白星を挙げることはできるのだろうか。 また、千葉ロッテマリーンズの阿部和成と、今季から捕手ではなく外野手に登録を変更した肘井竜蔵も昇格している。...
View Article【MLB】ダルビッシュ有が見せた「2つの顔」。ギアの上げ下げこそ、完全復活に向けた大事な指針
カノに投じた159km レンジャーズ・ダルビッシュ有が「別の顔」をのぞかせ、同地区のライバル・マリナーズ打線を相手に試合をつくった。3日に先発し、5回2/3を6安打3失点に抑え復帰後2連勝。随所で見せたギアの上げ下げが光ったマウンドだった。...
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