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ダルビッシュは「20勝も可能」。カブス強力打線の援護で世界一の目標に理想的【小宮山悟の眼】

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「ワールドチャンピオンを目指せる」球団、プレーしやすい環境

 メディアでは複数球団と交渉していると報じられていたが、当初はドジャースと再契約を結ぶと思っていた。時間はかかったが本人が一番望んでいたとされる「ワールドチャンピオンを目指せる」チームに入れたのではないだろうか。
 
 カブスにはジョン・レスターというエースがいるため、ダルビッシュは2番目の存在となるだろう。これはドジャースに絶対的存在のクレイトン・カーショウがいたのと同様の状況で、ダルビッシュに過剰なプレッシャーがかからず、プレーしやすい環境と言える。
 
 ただMLB公式サイトによると、今回の契約は6年総額1億2600万ドルという大型契約だ。プレッシャーがかからないわけではない。メディア、ファンからの注目や期待も高まるが、ビッグネームの宿命として乗り越えていくしかないのだ。
 
 日本人の感覚では驚くべき年数・金額の契約内容に思えるかもしれないが、MLBの市場では選手の評価基準だ。多くの投手の中で、「ダルビッシュは相当な金額に値する選手」と認められた存在という証なのだ。
 
 カブスは打線がよく、若手が伸びている球団だ。そしてチームの雰囲気もいい。ダルビッシュがけがなく1年間走りきることができれば、200イニング近くは投げられるだろう。ナショナル・リーグは投手も打席に立つので200イニング登板が簡単ではないと承知しているが、それだけ投げられて、強力打線とかみ合えば15~20勝は見えてくる。


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