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西武・雄星、“完全なエース”として迎えた今季。開幕1カ月を語る「野手に助けられた」

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5戦5勝の好スタート

――開幕して1カ月が経過しました5戦5勝と好スタートを切った形になりますが、実際、投球内容はそれほどよくは見えませんでした。この1カ月いかがでしたか。
 
 本当に一言になりますけど、野手に助けられた1カ月だったと思います。
 
――昨年までの「エース」「開幕投手」という立場は違ったと思います。昨季はエースになることを期待されていて、今季は完全なエースとして迎えました。
 
 そういう意味で言うと、まだまだ期待には応えられていないというのはありますけど、どんな形であれ勝ち星が付くというのは、この時期は非常に大事なことでもあると思います。野手のみなさんに助けてもらいながらですが、いい滑り出しができたかなとは思います。
 
――オープン戦期間中は首の寝違えがあって、けがをしながらのスタートでした。開幕のころに不安はありましたか。
 
 不安しかなかったです。けがをしていたわけではありませんが、多少、気にしている部分はありました。全快になるのはもう少し先になるのかなと思いますけど、身体の状態、そして投げるボールも100%ではない中で、上手くしのげたっていうのは、去年と一昨年だったらできないことだった。そこはプラスに捉えてはいます。
 
――100%でなくてもまとめられた。マウンドに立っていて、自分の中で違いはありますか。
 
 ある程度、ゲームプランを描けるというのはあります。例えば、一昨年までだとキャッチボールとピッチングがイコールではなかったんです。つまり、その日の状態がつかめませんでした。去年あたりから「キャッチボール=ピッチング」になってきました。
 
 そのおかげで何となく対処のしようがある。勝ったり、負けたりを繰り返している時というのは、キャッチボールとピッチングがイコールじゃなかったので、思い切り投げてみないと分からなかった。
 
 去年も今年もそれがないので、試合前にある程度、今日の状態はこれくらいだから粘り強くいこう、と。試合前からプランを立てやすくなっています。
 
――きょうは悪い日だという予測がつくということですか。
 
 そうですね。上手くいかないことを前提で投げられています。だから、100で投げられるのはまだ先だと思っているので、70、80のパフォーマンスでも欲張らずに、それを受け入れられています。その中でいかに6、7回を失点が少なく抑えられるか。今の状態だとそれがベストと思っています。


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