ワールドシリーズ公式球、スライダーは厳しい?
10月29日に『スポーツ・イラストレイテッド』は「歴史的な本塁打率のワールドシリーズはすべるボールのせいかもしれない」と題した記事を掲載。両軍の選手がワールドシリーズのボールがレギュラーシーズンのボールよりもすべり、良いスライダーを投げるのは難しいと文句を言っていると報じている。
また、同記事ではドジャースのハニーカット投手コーチが第3戦に投げたダルビッシュについて「有は違いに気づいていた。彼は私にボールがとてもすべること、そしてすべりすぎるためにスライダーを投げるのが難しくなっていることを言ってきた。前と同じようにスライダーを投げられなかったんだ」とコメントしたと紹介している。
スライダーはダルビッシュの武器だ。第3戦ではダルビッシュは14個のスライダーを投げて、ひとつも空振りが奪えなかったという。これは今季先発した34試合で初の出来事で、ドジャース移籍後の被打率が.109のスライダーを使えなかったのが痛かったと分析されている。
一方でダルビッシュも自身のツイッターでボールの違いについて、「投げ方やリリースの微調整で対処は可能です」としながらも、「昨日ブルペンでワールドシリーズのボールを使って投げましたがやはりスライダーは難しいですね。カーブはなんとかなりますが。ここにきてガラッと変わっちゃうとか本当にあり得ないです」と不満を語っていた。